これまで私は、多様な思想や宗教に触れながら、自分なりの答えを探す旅をしてきた。内なる声に耳を傾け、世界のしくみや、人がなぜ生きるのかといった問いに向き合ってきたつもりだった。
そんな中、最近ふとしたきっかけで小林正観さんの語った内容に触れる機会があり、深い驚きと共鳴を覚えた。彼が語る宇宙の法則、それは私自身が長く内側から感じていたものであり、しかしあまりにも率直で鋭いがゆえに、自分では声に出すことを躊躇していたものだった。
まさに「そんなことまで言ってしまって良いのか」と思っていたような法則。その核心にある考えが、彼の言葉を通してあまりにも自然に現れていたのだ。私はその一致に驚くと同時に、心の奥でずっと認識していたものが、言葉として外に現れたことに深い安堵を覚えた。
小林さんのすごさは、その一見“救いがない”ようにも感じられる厳粛な法則を、笑いとユーモアを交えながら核心に迫り語っているところにある。それは、重さを軽やかさに変え、聞く者の心を柔らかく包み込む力となる。そこには、単なる知識では到達できない“智慧”の光が差しているようだった。
彼の言葉を通して、この世界を支える見えない法則を私は静かに確信している。